ImageJによるバンドの定量法 (日本語版)

DNAなどの核酸やタンパク質の電気泳動は、生物化学系の研究室ではルーチンに行なっている実験かと思います。みなさんはバンドを定量する際、どのように行なっていますでしょうか。撮影装置に付属のソフトウエアや、有料ソフトウェアを使うのももちろん良いですが、ここではフリーで自分のパソコンでも使える方法として、ImageJ (フリーのサイエンス向け画像表示・解析ソフト) を用いたバンド定量の方法を紹介します。

ImageJを用いたバンドの定量法は、昔から使われているレーンプロファイル法などいくつかあります。講義でいくつか方法を紹介しましたので、用いた資料の一部 (日本語版) を公開します。3つの方法を紹介していますが、3番目の私たちが作成したマクロを用いる方法が楽で早いのでオススメです。

このマクロの方法を論文等で使用する際は、下記protocols.ioで公開しているプロトコルを引用していただけるとありがたいです。以前からこのプロトコルはHP上で紹介していましたが英語でしたので、今回は日本語での解説資料を公開しました。

Kenji Ohgane, Hiromasa Yoshioka 2019. Quantification of Gel Bands by an Image J Macro, Band/Peak Quantification Tool. protocols.io,https://dx.doi.org/10.17504/protocols.io.7vghn3w

大金

解説資料の抜粋